カットバック

テイクオフ成功の法則



カットバックには数種類のタイプがある

 

これは昨年の同大会でのカリッサ・ムーアとサリー・フィッツギボンを特集した動画です。そして今の私にとってこの動画はとても貴重な資料となっています。

 

 

 

 

 

カリッサとサリー、二人のカットバックを並べてみました。わかりますか、この2枚の画像から私が言いたいことが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


タイプA

 

 


タイプB

 

 


タイプC

 

 

これらはカットバックを分析するために新たに購入した3次元グラフィックソフトによる画像です。タイプA〜Cまでありますが、どれがカリッサでどれがサリーかおわかりでしょうか。

 

 

カリッサはわかりやすいですね。そうですタイプAです。ではサリーは残りのうちどちらでしょう。この話は非常に重要であり貴重です。

お手本のカットバック








カリフォルニアのハンティントンで開催されたUSオープン。上は女子優勝のカリッサ・ムーアが見せたカットバックです。実に美しいのですが、回転の軸がブレてないことと合理的な動きがその理由です。

 

 

 

 

 

 

 

 

これがカットバックのシークエンス1です。つまり最初のアクションなのですが、とてもそのようには見えませんね。でも、この態勢こそがこのあとの一連の合理的な動きを生みだします。

 

 

 

 

普通はこれがシークエンス1だと思ってしまいますが、「私の目」では間違いなくこれはシークエンス2です。

 

 

 

 

シークエンス3。カットバックは2つのターンの連携であり、ここから2つ目のターンに移ります。

 

 

 

 

シークエンス4。とりあえずここでカットバックは完了していますが、プロ選手は必ずここからCREに持っていきます。

 



コンテンツ
カットバックの原理と技術
横に走れるようになれば(私的には)いちおう初心者脱出なのですが、波しだいでは、ほんの一瞬のショートライドで終わってしまいます。
カットバックを入れる場所
岸から見ていれば、「そこでカットバックだ」と言えるのですが、実際にその波に乗っているサーファーには判断がすごく難しいものです。
3ステップでやってみる
ボトムターンは技の発射台という記事を以前に書きましたが、カットバックもその例外ではありません。
技のコンビネーション(CRE)
カットバックしたあと、バックサイドに向けたボードをすぐさま返す。プロのサーフィンを注意深く見ている人は知っていると思いますが、このコンビネーションはサーフィンの定石(セオリー)です。
カットバックに入るタイミング
勇気を出してカットバックしましょう。目の前の波の状態をよく観察し、今すぐ崩れてこなそうだったら「とりあえずカットバック」してみてください。
サーフィンの技は後ろ足が決め手!
サーフィンのあらゆる技は後ろ足の踏みこみ(キック)が決め手です。サーフィン初級者がなぜボードを動かせないかといえば、ズバリ!後ろ足をほとんど使っていないからです。
張ってこない波
サンセットの波は壁を作りません。波のピークを頂点としてキレイな三角形なので、ちょっと走るとすぐにカットバックでパワーゾーンに戻らないといけません。
フェイキーのようなカットバック
サーフボードがバック(後進)しているように見えてしまいます。それが「不思議な感覚」を生んでいるのです。スケートボードでいうフェイキーですね。
カットバックをスケボーで習得
できればスケートパークでこのようなセクションを使うのがベストなのです。逆にいえば、このような練習で腕を磨けば海でもすぐにカットバックができるようになります。

 
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