ステップバックでスタンスを変える
stance...スタンス
本来は「姿勢」とか「立場」という意味ですが、どうやらスポーツの世界だけ「足の構え」を指すようです。もちろんサーフィンにおいてもそうです。「サーフィンはテイクオフが全て」というのは私のサーフィン哲学の基本ですが、しかしスタンスに関しては問題視していません。
スタンスについて悩んでおられる方を発見すると「あー、この人はショートボードの基本がわかっていないな」と思います。なぜなら、ショートボードはスタンスを小まめに変えるサーフィンだからです。スタンスで悩む人というのは、テイクオフしてからフィニッシュするまでず〜っと両足を固定しています。そしてそれが普通だと思っています。
違います。それでは華麗なサーフィンテクニックを駆使することはできません。クイックなカットバックをするとき、リップにアプローチするとき、スタンスは広くなります。逆に波のトップから降りるとき、ボードを加速するときにはスタンスは狭くなります。そうやって波やボードの状況に合わせて常にスタンスは微調整しています。
コンテンツ
- 体の軸とテールの蹴り
- ボードをクルっと回すには、ボードと体の軸を常に垂直に保つこと。テールを蹴る動作の反動で上体が動いてしまいます。
- バックサイドはGを意識する
- Gはどうやって生み出されるのかを考えてみてください。それはスピードです。要は自分のスピードに合ったサーフィンをすることが大事なのです。
- トップアプローチの秘訣
- 上級者は無意識に、本能にまかせてやっていること。しかし、そこには間違いなく定石があります。これを外したらダメ、という定石です。
- クローズド・セクションでの技
- ローラーコースターを見栄えのする形でまとめるのは超難しいのです。というのは、スープに乗り上げてしまうとボードが失速してしまって高く上がれないからです。
- バックサイドのリッピング
- カリッサ・ムーア(ハワイ)のバックサイドのリッピング。彼女のマニューバーは基本に忠実であり、私たちにとって本当に参考になります。
- JPSA女子のトップアクション
- 上体をかぶせながらのトップアクションというのはサーフィン特有です。一般的にスケートボードではそれをしません。
- 世界レベルをマネしてはいけない
- サーフィンのイメージ的には絶対にデーンなので、デーンのようなアクションをマネしてやってしまいがちです。しかし、それが大きな落とし穴です。そのイメージをもったまま練習してもぜんぜん上手くいきません。
- 垂直リッピングと後ろ足の蹴り
- 垂直リッピングのためにはそれ以外の最後の一押しが必用です。それは後ろ足の蹴り。
- バックハンドの方がリップは簡単?
- バックサイドの難しいのはリップ以前です。つまり、波のトップに上がるテクニック。