ロングボード

テイクオフ成功の法則



ロングボードとは

これはほんとに私個人の考えにすぎないかもしれませんが、ロングボードのサーフィンの世界とは

 

 

   ノーズライディングに尽きる

 

 

 

 

 

と思っています。日本を代表するプロ・ロングボーダー、かのショーロクこと宮内謙至さんが雑誌に書いていました。「僕はノーズライディングだけでサーフィンは十分です。」 この言葉、ほんとに粋でかっこいい。 そしてなにより核心を突いていると思います。いくらボードを振り回してみたところでロングボードはショートボードにかないません。マニューバーをやりたかったらショートボードでやった方が数倍気持ちがいい。いや数十倍かもしれません。

 

 

 

 

 

 

ロングボードを選択する理由

 

      ││

 

ノーズライディングをやりたいから

 

 

 

 

 

 

そこに目標がないのであれば、私はショートボードをお勧めします。

 

 

関連ページ: ショートにするかロングにするか

 

ロングボードは楽で簡単?

世間一般に、「ロングボードは楽で簡単」と思われています。それゆえ、「ロングに乗るようになったら終わり」という風潮さえあります。実際にロングボードをやってる方は中高年が多いのは確かですし、サーフィンスクールで使用するのは決まってロングボードです。しかし、

 

 

 

 

 

       どうしてロングボードは楽で簡単なの?

 

 

 

 

 

と聞かれたときに、正確な回答ができる人はいません。実は、ロングボードが楽で簡単なのではなく

 

 

 

 

 

 

      ロングボーダーは楽で簡単な波を好む

 

 

 

 

 

というのが正確な表現なのです。海がクローズ寸前になったとき、アウトに出ているロングボーダーを見つけたら、誰しも彼のことを一目置くに違いありません。いっしょにアウトに出たショートボーダーですらです。「この人ただもんじゃね〜な」と、必ずそう思います。荒れた海にロングボードで入るには、並はずれの体力と技量が求められます。そうなると、ショートボードの方がどれだけ楽かわかりません。

 

 

ショートボーダーがロングボーダーを軽んじるのは、乗っているボードの問題ではなく、ロングボーダーが入水するときの海のコンディションなのだと思います。波のサイズが上がると一気にいなくなってしまうロングボーダー達。たしかにそれでは舐められてしまうのもいた仕方ないかもしれません。

 

 

 

 

 

 

      ロングボードの許容範囲はとても大きい

 

 

 

 

 

 

つまりは、そういうことです 初心者から上級者まで、そして中高年から現役のプロまで。様々な海のコンディションに対応して楽しめるサーフボード。ロングボードなら、とりあえず波が割れていればサーフィンできます。けっしてショートボードでは楽しめないときにも。

 

 

波のサイズが下がったときのマージン(許容範囲)に優れているのです。この意味でロングボードは、初心者や体力の衰えた中高年サーファー向きだと言えます。だからといって、ロングボードが楽で簡単なのではありません。ひとたび波のサイズが上がれば、ショートボード以上の体力と技術が求められるものです。

 

湘南や千葉でロングボード人気が再燃

湘南や千葉でロングボード人気が再び高まっているらしい。思うに、第一次ブームはイコール「サーフィンが日本に伝来したとき(1950年代)」です。そして第二次ブームが1990年代。なので、もし今回の記事にあるロングボード人気が本当であれば第三次ブームということになります。

 

 

たしかに湘南からは若いロングボードのプロ選手が続々と出てきていて、いきなりトップレベルの戦いをしています。とはいえ、小波が多い湘南はロングボード選手を輩出しやすい土地柄であり、それはブームというよりも永続的なものとしてあるはずです。それが千葉でも起こっているとすれば話は別ですが...

 

 

 

ロングボード初心者脱出プログラム

 

 

 

 

もっと違う観点から考えてみるに、それはSUP(スタンドアップ・パドルボード)ブームからの流れではないでしょうか。実はこの私もそうなのですが、SUPを買ったはいいもののサーフボードのように気軽に持ち出せないので使わずじまいになっています。あと、SUPで波に乗るのはかなりハードルが高い。立った状態からは波をキャッチできないので、結局は普通にサーフボードのように腕でパドリングして波に乗っちゃったりして(笑)。

 

 

だったらロングボードはどうなの?となるわけです。ひさしぶりにロングボードを引っぱり出して乗ってみると、これが超気持ちいいのです。SUPで苦労して波に乗っていたのがバカみたいに思えるわけです。しかも、SUP(ショートタイプ)よりもぜんぜん板が動く。というわけで最近またロングボードに乗っている私ですが、けっして「第二次ロングボード・ブーム」とやらに乗っているわけではありません。



コンテンツ
ショートボードとは
ショートボードという選択肢もあるのに。30歳40際になってからのショートボードは無理だというのは大ウソです。
ショートとロングの区別の仕方
ショートボードとロングボード。長い方がロングボードなのは間違いありませんが、では長さがいくらになったらロングボードなのでしょう。
ショートボードの長さ
最初はとにかくこの一般論に従ってボードを選びます。その結果、「パドリングが弱いからもっと浮力のあるボードをチョイスすればよかった」なんてことにはまずなりません。
ショートボードで挫折する理由
サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。
ネット購入はNGです
いくら完璧な道具をそろえてもサーフィンは1人では上手くなりません。サーフィンは人によって育てられるもの。ショップで購入することで、あなたにはサーフィン仲間ができます。
ショートとロングの定義
サーフィン大会は別として、私が思うショーボードサーフィンとロングボードサーフィンの区別。それはサーフボードの大きさやライダーの身長体重との比率ではなく、ライディングスタイルの違いです。
ショートとロングの併用
ショートとロングの併用は、はっきりいって何の問題もありません。違和感など、まったく感じません。違和感を感じるのは、どちらかが中途半端(初心者レベル)だからです。
木製の高級サーフボード
木製といっても木を削っただけのものではありません。軽くして浮力を増すために、中が空洞の構造になっています。その製法はまるで船を造るのと同じです。
ノーズの役割
サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。
ガンというサーフボード
ガンの特徴は、まずはその長さです。ロングボードと同じ9フィート以上が普通でして、これによって10〜25フィートの波に自力でテイクオフできるといいます。
その日の波でボードを選ぶ
ショートボード向きの波とロングボード向きの波について考えてみました。

 
ホーム 基礎知識 豆知識 読者の声