ショートボードとロングボード

テイクオフ成功の法則



ショートとロングの併用

お世話になっております。いつもブログ等閲覧させていただき大変勉強になり感謝しております。今日は一点質問があってメール差し上げました。

 

 

私はショートボード歴が約10年(ちょいちょいブランクがあります)で、レベルは昔NSA4級を取得しています。3ヵ月くらい前から週一で海に行きはじめ、またサーフィンに熱中してきております。ロングボードにも興味が出てきて、はらさんがおしゃっている「ロングボードのすすめ」にすごく共感しています。出来ればショートとロングを併用してやって行ければ理想と考えています(ロングの理想は東川プロのスタイルです)。

 

 

ブランクが長かったので1ラウンド目はファンボードで練習していますが、テイクオフが早くてしっかり加重すれば板も動いてくれますし楽しいと感じています。そして2ラウンド目はショートボードで入水しますが、ファンボードに比べるとパドルが進まなく浮力に違和感を感じます。もう少しファンボードで練習してロングボードを購入したいと考えているのですが、ロングに乗りだすとショート乗れなくなるような気がしてなりません。

 

 

ロングとショートの併用は、慣れ等で克服できるものなのでしょうか。

 

 

ロングボードに乗る一番の効用は?と今聞かれれば、「波がよく見えるようになります」と答えます。上手いサーファーには、とにかく波がよく見えています。逆に、初心者や初級者には自分が乗っている波が見えていません。波を見る訓練としてのロングボード、大いにありです。

 

 

ショートボーダーにとってのロングボード、これ意外に難しいのです。その理由はテイクオフしていく場所が違うから。ショートボードと同じ感覚で波をキャッチしてしまうと間違いなくノーズダイブやパーリングをやってしまいます。というわけで、しばらくの間は波をキャッチする場所やタイミングを習得するのに時間を要します。

 

 

一方、ロングボーダーにとってのショートボードはどうでしょう。また初心者に戻ったかのようなサーフィンになってしまうものです。そんなわけで、ロングからショートへの移行に成功する人はあまりいません。なぜなら、また初心者からやり直すほどの理由はないからです。つまり、サーフィン=ショートボードではないのです。

 

 

ショートとロングの併用は、はっきりいって何の問題もありません。違和感など、まったく感じません。違和感を感じるのは、どちらかが中途半端(初心者レベル)だからです。ショートもロングも普通に乗れるようになったとき、違和感はなくなっています。

 

 

また一般的に「ロングボードの方が楽」と思われていますが、両方やっていると、それが間違った認識であることがわかります。私が思うに、ショートボードの方がぜんぜん楽です。それは別にロングボードが長くて重いから、というだけの理由ではありません。海に入っても、ロングボードはショートボードより体力がいると思います。

 

 



コンテンツ
ショートボードとは
ショートボードという選択肢もあるのに。30歳40際になってからのショートボードは無理だというのは大ウソです。
ロングボードとは
日本を代表するプロ・ロングボーダー、かのショーロクこと宮内謙至さんが雑誌に書いていました。「僕はノーズライディングだけでサーフィンは十分です。」 この言葉、ほんとに粋でかっこいい。
ショートとロングの区別の仕方
ショートボードとロングボード。長い方がロングボードなのは間違いありませんが、では長さがいくらになったらロングボードなのでしょう。
ショートボードの長さ
最初はとにかくこの一般論に従ってボードを選びます。その結果、「パドリングが弱いからもっと浮力のあるボードをチョイスすればよかった」なんてことにはまずなりません。
ショートボードで挫折する理由
サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。
ネット購入はNGです
いくら完璧な道具をそろえてもサーフィンは1人では上手くなりません。サーフィンは人によって育てられるもの。ショップで購入することで、あなたにはサーフィン仲間ができます。
ショートとロングの定義
サーフィン大会は別として、私が思うショーボードサーフィンとロングボードサーフィンの区別。それはサーフボードの大きさやライダーの身長体重との比率ではなく、ライディングスタイルの違いです。
木製の高級サーフボード
木製といっても木を削っただけのものではありません。軽くして浮力を増すために、中が空洞の構造になっています。その製法はまるで船を造るのと同じです。
ノーズの役割
サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。
ガンというサーフボード
ガンの特徴は、まずはその長さです。ロングボードと同じ9フィート以上が普通でして、これによって10〜25フィートの波に自力でテイクオフできるといいます。
その日の波でボードを選ぶ
ショートボード向きの波とロングボード向きの波について考えてみました。

 
ホーム 基礎知識 豆知識 読者の声