ローカルサーファー

テイクオフ成功の法則



ローカルサーファー

サーフィンを始めた初心者が、まず洗礼を浴びるのは海の中での複雑なルールでしょう。 訳もわからず一方的に怒鳴られて、何をどうすればいいのかパニックになってしまう。 そんな経験を誰しもするもので、それに嫌気がさしてサーフィンを止めてしまう人は少なくないはずです。 そしてもう一つがローカルサーファーの存在。 とにかく怖いというウワサだけが先行し、遭遇しないことを祈りながら海に入ることになります。 こういった試練のある遊びは他に例がなく、その理由については以前の記事でも少し触れましたが、第一には「海は誰のものでもなく、入場は無料」ということにあると思います。

 

 

要するに、経営者とお客の関係がそこにはないのです。 ゴルフ場やスキー場であれば経営者はお客さんからお金をいただいているのでコースやゲレンデを常にきれいにして管理運営しますが、海にはそういう管理者がいません。 宮崎には世界最大のウェイブプールがありましたが(昨年閉鎖)、あれは当然に有料で管理者がいました。 ああいった施設では上級者が初心者を頭ごなしに怒鳴ったり、はたまたローカルが幅をきかせることなどありえないわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローカルがいるポイント、いないポイント。 ローカルがビジターに対して寛大なポイント、厳しいポイント。 場所や土地柄によってその差はかなりあるようです。 ちなみに宮崎の木崎浜はビジターを歓迎するポイントです。 どうしてそういった差がでてくるのか。 そのキーワードは「管理者」です。 ローカルが厳しいポイントほど、ローカルの無償の努力によってそこがサーフィンできる状況に保たれている...と考えてよさそうです。

 

 

いろんなサーフィン掲示板でローカルを叩く書き込みがみられます。 しかしながら、サーフィンの世界が一般論ではない独特の秩序で成り立っている事実を知れば、彼らの行動もあるていど理解できるのではないでしょうか。

 



コンテンツ
波取り競争に参加する
波はよくないけど人が少ないところより、人が多いけど波はいいところを基本的にはチョイスした方がいいと思います。
乗りすぎるサーファー
波に乗る回数が多いことを自慢げにしている人も中にはいますが、こういう人は勘違いしちゃってるんですね。
サーフィンを始める年齢
まだ20代なのに、サーフィンを始めるにはもう遅いと思っている人がいるのには驚いてしまいます。サーフィンはいくつになっても始めることができるものです。
ウエットスーツの中に小便
「ウエットスーツの中にオシッコしてもいいんですか?」というのは初心者の方からけっこうよく聞かれる質問です。
外国人サーファー
韓国人が日本でサーフィンすると、これはこれでトラブルになりやすかったりします。まさか韓国人だとは思わないからです。
前乗り、ドロップイン
みんな前乗りが悪質なルール違反であることは知っているはず。しかし、ポイントの混雑状況を鑑みれば、その悪質度合いは相当に軽減されて当然?
ロングボーダーの勘違い
ネットを徘徊すればショートボーダーがロングボードを中傷する書き込みを多く見かけます。しかし、そうなってしまう本当の原因はロングボーダーの意識にあるのだと思います。
まずは上級者がマナーを守るべし
上手い方が前乗りするのはOK...みたいな風潮ってありますよね。海外では特にそれが強いのかもしれませんが、日本でも少なからず暗黙の了解があります。
ノーリーシュを考察する
サーフィンは立派なスポーツに育ってきています。その見本となるべきプロ選手が「必ずリーシュを付けましょう」という基本的なルールを破ってしまっているのはいかがなものかと思います。

 
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