ロングボードのマナー

テイクオフ成功の法則



ロングボーダーの勘違い

ロングボードだけに乗っているとサーフィン全てがロングボードの価値観で固定されてしまいます。サーフィンをロングボードの基準でしか考えられなくなるのは一種のステレオタイプなのでしょう。たしかにロングボードの世界はすばらしいものです。そこにはショートボードでは到底味わうことのできない優雅で甘美なものが確実にあります。しかしそれをもってサーフィンであると認識してしまうと、それは大きな誤解でありトラブルの元になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ショートボーダーからすれば、いかに上手いライディングをしていてもロングボードはロングボードなのです。けっしてそのステキなのであろうライディングに見とれたり評価することはありませんし、そのロングボーダーに敬意を表して沖からやってくる波を譲ろうという考えを持つことはありません。ロングボードよりも岸側で波待ちをするショートボーダーにとって、ロングボーダーは単に”邪魔な存在”にすぎません。ロングボーダーがショートボードも含めてサーフィンという遊びを捕えているのに反して、ショートボーダーはロングボードをほとんど別のジャンルの遊びとして認識しています。

 

 

そういう事実を知っているというか、わきまえているというか...これは大事なことです。もしジェットスキーやウィンドサーフィンがやってきて波を占有してしまったらどうでしょう。さすがのロングボードもこれではお手上げです。かなう相手ではないからです。ショートボードから見てロングボードとはそんな存在なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネットを徘徊すればショートボーダーがロングボードを中傷する書き込みを多く見かけます。しかし、そうなってしまう本当の原因はロングボーダーの意識にあるのだと思います。ロングボードが簡単だからといって、けっしてそれをバカにしているのではないということです。もしロングボーダーに謙虚な気持ちがあれば、事態は違っていると思います。「いっしょに波乗りさせてもらいます」といった謙虚な気持ちです。サーフカヤックの方々の謙虚さにはいつも恐れ入ります。サーファーの邪魔にならないようにといつも気を配っておられるのです。

 

 

圧倒的に有利な乗り物に乗っている方が謙虚になるのは自然のことなのです。そうでないからトラブルが起こるのです。ロングボードはショートボードよりも圧倒的に有利です。どちらも同じジャンルの遊びと考えてしまうと秩序を乱してしまいます。

 

 

 



コンテンツ
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