ライディング基本姿勢

テイクオフ成功の法則



後ろ足に加重するのが基本姿勢

 

この動画はサーフスケートEブックで解説している基本姿勢。その重要なポイントの一つは、前足と後ろ足の加重バランスです。このEブックの中では「後ろ足に全て体重を預ける感じで」と書いてあり、これに戸惑う方がいらっしゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     サーフィンは前足加重が基本ではないんですか???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前足に加重しないとボードが失速する = 前足加重の状態がサーフィンの基本姿勢

 

 

と、このような認識が一般化しているように見えます。しかし、サーフィンは後ろ足加重⇒前足加重、前足加重⇒後ろ足加重、これを繰り返してボードを走らせるものです。たしかに前足加重のときに加速するのですが、そのままずっと前足加重のままではダメです。そのことを十分わかった上で、どっちが基本姿勢かといえば、私は後ろ足加重が基本姿勢と考えます。

 

 

 

 

 

 

 

後ろ足に全体重を乗せるつもりで...ですが、それでボードを加速してみれば気付くことでしょう。いくら後ろ足に全体重を乗せているつもりでも、後ろ足よりも前足に負荷がかかっていることに。これはつまり、前足から後ろ足、後ろ足から前足への体重移動が大きくできている証拠です。おそらく前足が7、後ろ足が3くらいの負荷比だと思います。後ろ足は”踏む足”ですが、前足は”踏ん張る足”なので、そうなるのだと解釈しています。

 

 

前足加重を基本としてしまっては、こうはいきません。ボードが走らなくなるし、ターンの切れや大きさもでません。つまりダイナミックさに欠けるサーフィンになるのです。

 



コンテンツ
リラックスから始める
ビギナーはとかくボードの上で硬直するので尻が出たりガニ股になってしまいます。まずはリラックスすることから始めましょう。
サーフィンは腰だ
猫背からこの腰のライン...スペシューム光線のポーズと同じでしょう。この姿勢が体重をしっかりボードに伝えるために重要なのです。
ガニ股を矯正する
最終的な目標はこの姿勢です。しっかり内股をキープ。そして進行方向に体正面を向けます。
三次元の動き
現代サーフィンは三次元の動きをしますが、それは初級レベルはそろそろ卒業かなというあなた。体をなるべく正面にむける。これを意識してみてください。
女性らしいサーフィン
サリーのサーフィンは女性的と言いましたが、それは背中からヒップのラインが生み出すもの。そしてそれは下手すれば初心者サーファーになってしまう危険なもの。
サーフィンを波に合わせる
「押してくれる波」は楽です。テイクオフに成功しさえすれば、どんどん加速していくのですから。何も考えなくていいのです。何のテクニックも使わなくても、とりあえず絵になるサーフィンができてしまいます。
ボードの上では常に体を動かす
テイクオフしたらあとは何にもしない、ただボードの上に立っているだけ、というサーフィンはカッコ悪いです。
基本姿勢と横ライディング
基本姿勢がしっかり身についてくれば、テイクオフから横へのライディングがとてもスムーズになっていきます。
ボードによってスタンスの位置は変わる
ボードの長さが同じでもアウトラインの違いによって乗り方は変わってきます。ボードによっては後ろ足がデッキパッドから外れていてもいいのです。
レギュラーvs.グーフィー
ベルズビーチはレギュラーオンリーのブレイクなので、ヤング(グーフィースタンス)は全ての波をバックサイドで乗りました。見ていて思ったのですが、この試合はほとんど互角。
目指すべきサーフィンとは
海外のジャッジはフロー(サーファーとサーフボードの流れる動き)を重視します。そして、そのトータルバランスで見る審査こそが本当のサーフィンを評価しているのだと思います。

 
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