掘れた波でのテイクオフ

テイクオフ成功の法則



掘れた波は腕で立て

 

これはケリー・スレーターの驚きのテイクオフシーンです。なにが驚きかというと、見てのとおり片腕だからです。こんな強烈で掘れた波で確実にテイクオフをきめるためには、両腕の役割がひじょうに大きいのです。いえ、テイクオフの成否はほとんど両腕にかかっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはミスターテイクオフを使ってストップ&ゴーのポップアップ・テイクオフをやった映像です。両腕と背中の反り上げで立つのがテイクオフの基本ですが、このように背中の反り上げによる反動を使わなくても難なく立てます。両足はスッと胸元に引きこむのであって、けっして足で立つのではありません。サーフィン初心者や初級者は足で立つイメージを持っているから腰が上がってバランスを崩しやすいのです。

 

 

両腕で立つには絶対に欠かせない秘訣があります。それを完全に習得できたとき、掘れた波への恐怖心はなくなります。そしてこんどは掘れた波を求め始めることでしょう。

 

腕が長い人ほど有利

こんにちわ。ミスターテイクオフを購入してから1週間、毎日練習し、昨日サーフィンしてきました。今のところ1週間だけですが、思った以上の効果が出ました!。ちなみに現在32歳でサーフィン自体は5年ほど前に始め、ここ2年程は毎週海に通うようになったのですがテイクしてからのバランスが悪く、いつもワンターンくらいで終わっていました。(ショートボードです)

 

 

ところが昨日は腹胸サイズだったのですが、テイクオフしてからバランスが崩れず、最後の方はうまくいけばインサイドまでつなげるようになっていて、びっくりです(^^)。 ミスターテイクオフに初めて乗ってみて、フロントサイド側にすぐに倒れてしまったので、どうやら今までは足を置く位置が、フロントサイド側に寄ってしまっていたようです。(そう言えばボトムターンのときにレールが食いすぎて転ぶことがよくありました・・・)

 

 

ミスターテイクオフに毎日乗って、足の位置を修正したところ、海で先ずはまっすぐ進めるようになりました。またターンもレールが食いすぎることもなくなり、前よりもレールを広く使えているような気がします。気づいたときにはインサイドまでつなげていました! この調子で毎日練習していきたいと思います(^^)

 

 

ちなみにはらさんのブログに、テイクオフのときはヒザ支点ではなく腕支点で立つとあります。今まで僕は腕にはそんなに体重を乗せず、ヒザを使って飛び上がっていたのですが、そうではなく、「腕にしっかりと体重を乗せたうえで、飛び上がらずに両足を低くスライドさせて懐に引き付ける」というイメージにするということでしょうか?

 

 

 

埼玉県のJUNさんから質問をいただきました。そうです、ヒザを使ってボードに飛び乗るのは最悪です。理想のテイクオフではヒザはボードに接触しません。しかし、それを意識しすぎると腰が頭より高くなってしまいます。これもダメです。このブログで何度も書いていますが、テイクオフというアクションは簡単に見えて実はものすごく難しいのです。特に日本人には難しい。日本人というか「アジア人には難しい」と言った方が正確なんですが。ということは逆に西洋人は比較的簡単にテイクオフできるということになります。

 

 

なぜだかわかりますか。それは手足の長さです。もっと正確に言うと腕の長さです。アジア人は手足が短いでので腕も短いです。掘れた波でのテイクオフでは腕が長い人ほど有利なのですが、ミスターテイクオフでの練習によりそのハンディキャップを克服することができます。

 

 



コンテンツ
断崖絶壁からテイクオフする
サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。
テイクオフ・マージン
「テイクオフ・マージン」とは何か。それは自分が今まさに乗ろうとしている波が、テイクオフのための余裕をどれだけ持っているかということです。
パーリング覚悟のテイクオフ
パーリング覚悟でいってみるのは確かにいいことです。それによって自分の限界を知り、弱点を見つけ、改善を図ることができるからです。
ボードをフラットに保つ
上手なサーファーのテイクオフを注意深く観察してください。どんなに掘れた波であっても、ホバリングのときボードはほとんどフラット(微妙にノーズ下がり)です。
パイプラインを分析する
パイプラインの波をメイクした選手のテイクオフシーン。まさしくE難度のテイクオフ。このパラパラ動画には彼の超絶テクニックが詰まっています。
ノーズが落ちていく感覚をつかむ
掘れた波では両足を引きこんでボードに乗せた瞬間、ノーズがパッタ〜ンと落ちています。この「ノーズがパッタ〜ンと落ちる」という感覚。それを知っている人は初心者脱出しています。
掘れた波で確実にテイクオフする方法
「サイズがあって掘れている波では立てない」のではなく、「サイズがあって掘れている波ではホバリングできない」というのが事の真相です。
トッププロのパーリング
世界のトッププロでもパーリングはします。しかし、さすがは世界のトッププロ。パーリングといえば頭から突っ込むのがお約束ですが、そうはなりません。
掘れた波でもゆっくり立つ
クラマス大会でチューブ波にテイクオフするジャック・ロビンソン。どうですか、この余裕のテイクオフ。ドカッ掘れの波でもこんなふうにゆったりとテイクオフできてしまうのです。
最後はここで決まる
究極のテイクオフができるかどうかはこの瞬間にかかっていて、この瞬間に一般のサーファーは耐えることができません。
前足の位置を変えてみる
ケリーは意識して前足の位置をズラしているのであり、これによって垂直落下のあとの鋭角ボトムターンに成功しています。

 
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