ビハインドからのテイクオフ
WTフランス大会、この波はハードです。サイズが頭半〜ダブルあって、それが浅瀬でブレイクする、いわゆるショアブレイクなんですよね。日本代表で大野マー選手が本戦トライアルに出てましたが、あのマー選手が「パワーが半端ない」と言ってるのですから。
高得点をマークする選手はみんなビハインドからのテイクオフをしています。そして...
ピークは画面左側にあります。
↓
普通なら右(グーフィー)にテイクオフしたいところですが、
↓
チューブを抜けるために、あえて左(レギュラー)を選びます。これがビハインド(うしろ)からのテイクオフです。
↓
チューブライディングはどれだけチューブの奥にいるかが審査のポイント。だからみんなビハインドを狙うのです。これはオーウェン・ライトが10点満点を出したシークエンスです。
コンテンツ
- テイクオフ・スレッシホールドとは
- テイクオフ・スレッシホールドを認識できていないがためにテイクオフの動作が早すぎたり、逆に遅すぎたりします。
- テイクオフTHを誘発させる
- このアクションによって確実にサーフボードは波のトップからボトム方向に押し出されます。これが「テイクオフTHを誘発する」というアクションになります。
- ポップアップのテイクオフ
- 「テイクオフ・スレッシホールドを誘発する動き」は、ライディングのときにボードを踏んで加速する動きと原理が同じです。
- クリティカル・ポジション
- クリティカル・ポジションとは、そこに前足を置いたときボードが最も安定し、そして加速する場所です。ロングボードの場合は、このポジションは波の状況で常に変化します。
- テイクオフから攻めるサーフィンを
- 私たちは立つことだけに一生懸命になりますが、この「攻めるサーフィン」の極意を少しでも参考にするとテイクオフが...いえ、サーフィンが変わってきます。
- パーリングしないために
- パーリングするしないは波しだいという面が大きいので「私はしない」という方でも本当かどうかはわかりません。
- バックサイドのテイクオフ
- サーフィンにはいくつものハードルがあって「横に走る」というのはその一つであり、これをクリアしたときにサーフィンの本当の楽しさを感じることができます。
- テイクオフで踏ん張る...という意味
- 最も重要なことは、一瞬たりともこの映像を見失ってはいけないということ。見失ったとたん、パーリングしたりスープにつかまったりしてしまいますから。
- ホバリングで横へ走る
- ボードは横を向いていないのに体だけ横に行くから、そのままドボンのケース。これはたしかにあります。ただ、私の考えるサーフィン上達法においては意識はそれでいいです。
- テイクオフのブランコ理論
- この理論ではどうして手足が長い人がテイクオフで有利なのか、そして手足の短い人はどうしたらいいのかを解説しています。
- 3点リフトアップ理論
- 上級者がやってるポップアップのテイクオフは体力があるうちは強力ですが、少しでも体力が弱るとテイクオフ失敗を連発してしまいます。