ステップバック

テイクオフ成功の法則



ステップバックをじっくり観察してみる

 

ビデオの尾行撮影はかなり高度な技術です。これによって陸からではよくわからないサーファーのテクニックが見えてきます。この動画でみなさんに見てほしいポイントはステップバックです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロや上級者はうしろ足の位置を小まめに調整しているのですが、動かすのは10〜20センチなので遠くから見ていてもそれに気づきません。なので初級者はステップバックの重要性を知らずにサーフィンしてしまいます。

 

 

上の動画をよく観察してください。ボトムターンやカットバックでは後ろ足を少し下げ、ボードを加速するときは前に...これを繰り返しているのがわかるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女の名はマリア・マニュエル。ローラ・エネバーやレイキー・ピーターソンに続くモデル級の美女サーファーです。

ボードのどのへんに乗っているかをチェックする

 

最近のサーフボードでよく目にする、カーボンパッチ。「え、デッキパッチ?」と思った方は遅れています。これ(カーボン)でテールの蹴り込みによるダメージを軽減できるのだとか。サーフボードってかれこれ30年以上も大きなデザイン変更や革命はないんですが、その時その時でちょっとした流行があります。どうやらこのカーボンパッチも、その流行とやらになっているようです。

 

 

テールの蹴り込みでテールの淵(ふち)が損傷するなんて、私たちには想像できないですね。損傷の原因で一番多いのは持ち運びのときに壁や柱や地面にぶつけてしまうことですから。逆にいえば、いかに私たちがテールを蹴っていないかを思い知らされるわけです。現代サーフィンはテールを蹴るサーフィン。つまり、テールを蹴っていないサーファーはまだまだビギナーなのです。

 

 

テールを蹴るためには、まず後ろ足をテールに置かないといけません。当たり前ですよね。でも、この当たり前のことがとっても難しいんです。長いボードに乗っている人なら必ずステップバックしないといけないし、ステップバックしなくていいくらい短いボードに乗るとテイクオフすらままなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは茅ヶ崎の●●です。ブログ欠かさず読んでいます。

 

波乗りの方の今の課題はスタンスです。自分も狭いスタンスで後ろ足がデッキパットの真中をとらえていないです。というかデッキパットの前の縁を踏んでます(笑)。

 

 

自分がボードのどのへんに乗っているかは要チェックです。まだ未チェックの方は早いうちにやっておきましょう。でないと、ターンが上手くいかない原因が何かを自己分析できません。テイクオフが上手くいったら、後ろ足がどこに乗っているかを見てください。そんな余裕ないよ〜、という方はボードから落ちるつもりでやっちゃえばいいのです。

 

 

カットバックやオフザリップが上手くいかずに悩んでいる方なら、後ろ足がデッキパッドのストッパー(せり上がっている部分)にかかっているかを確認しましょう。テールエンドに置いている、ではなく、ストッパーにかかっているかどうかが重要です。たった1センチで技の切れや成功率が変わるものです。サーフィン・ステップアップ講座は ⇒ こちら

ミックファニングのステップバック

 

上はミックファニングのチューブインですが、その後、小ぶりのチューブを上手く抜けた後、深いボトムターンからのローラーコースターでコンプリート(演技を締めくくること)しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはチューブを抜けた直後で、注目は後ろ足です。冒頭の写真と見比べてみてください。しっかりステップバックしています。チューブを抜けたらボトムターンという明確なイメージができているので、アクションが後手後手になることはありません。



コンテンツ
ボトムターンは上級の技
じゅうぶんな勢いがないままにボトムまで降りてしまうと失速してスープに捕まり、そこでライディングは終ってしまいます。
基本としての後ろ足加重
重いロングボードでもテール寄りに立つことで容易にターンできるのですが、これはショートボードにおける”後ろ足加重”と同じです。
ボトムターンは技の発射台
ボトムターンはトップアクションのための、いわば発射台のようなもの。ボトムターンなしには何の技も繰り出せないのです。
デカ波でのボトムターン
注目すべきはライダーのお尻。お尻をドーンと突き出しているでしょう。私はこれを「レイズヒップ・ボトムターン」と命名しました。
レールを入れる意識
上半身のひねりだけで板を回転させようとしてはいけません。たしかに上半身のひねりはとても有効なのですが、それだけではサーフボードはびくともしません。
バックサイドのボトムターン
ケリースレーターのバックサイド・バーティカル(垂直)リッピング。ただでさえバックサイドの技は難しいのに、しかもノーズを垂直に上げていくのはプロならではです。
波のボトムを有効に使う
「ボトムを使う」という表現を聞いたことがあるでしょうか。ボトムを使うとボードを一気に加速することができます。
ボトムターンのレールワーク
レールワークという言葉を聞いたことがあるでしょうか。サーフボードのレールを入れたり抜いたりすることで進行方向を変えることを意味し、それができるようになると初心者脱出です。
お尻を意識してみる
自分のサーフィンをビデオを見て、「かっこ悪い」と思っていたのでしょう。出っ尻を矯正し、カリッサのような美しいサーフィンがしたい?

 
ホーム 基礎知識 豆知識 読者の声