小さなチューブ 〜 犬小屋のドア
Doggy door というサーフィン用語があります。上の画像はASPポルトガル大会での1シーンです。チューブに入っているのはジョシュ・カー。
直訳すると「犬小屋のドア」。これはつまり「小さなチューブ」の比喩表現ですね。こういう小さなチューブ波は日本のビーチでもよく遭遇するのですが、これに入るのは簡単そうで難しいです。ギロチンダンパーぎみの波でよく発生しますから。
このポルトガルの波の場合、でっかいチューブがインサイドで小さくなっていくパターンだからMCはDoggy door section と言ってます。実に気持ち良さそうです。
コンテンツ
- チューブ波をメイクする
- チューブライディングはサーフィンで究極の技だと思っている方、いらっしゃることでしょう。たしかにそうなのですが、波のコンディションしだいでその難易度は大きく変わってきます。
- バレルイン
- バレル=barrel は「樽(たる)」という意味でして、波が樽のような形になることからそう呼ばれるのだと思います。
- なぜ究極の技なのか
- チューブライディングはサーフィンにおける究極の技とされていますが、「気がついたらチューブに入っていた」というふうに一般サーファーでも意外と簡単にできてしまうこともあります。
- チューブライドで最も重要なこと
- ガブリエルがどんなに長いチューブを抜けても、10点満点はありませんでした。どうしてでしょう。
- ストールで波が掘れるのを待つ
- テールに思い切り体重をかけてボードを失速させることをストールといいますが、このストールは半端ないですね。
- チューブ合戦は10点満点が出やすい
- チョープーやフィジーのような綺麗なチューブ波では満点がとても出やすいです。
- プルイン と プルアウト
- 「プルアウト」は乗った波から抜け出ることですので、「プルイン」は波に乗り始めることのように思ってしまいますが、正解は「チューブに入る」ことなんですね。
- フォームボール
- チューブのより深いところに居つづけるには、このフォームボールにいかに上手く対処するかがカギになるみたいです。
- チューブライドのテイクオフ
- チューブライディングをするには、まずはプルインできないと始まりません。これが難しいのです。そしてそれはテイクオフで決まります。