バレルイン と チューブイン
2013年ASP4スターのHICプロ(ハワイ サンセットビーチ)はメイソン・ホーが優勝しました。上はメイソンが9.00ポイントを出した演技。サンセットはピークからショルダーが立って掘れる波ではありません。テイクオフからしばらく乗ってミドルサイドでバレルが現れるのですが...
この瞬間ですね。これがバレル・インです。このサーフィン用語、聞いたことがあるでしょうか。バレル=barrel は「樽(たる)」という意味でして、波が樽のような形になることからそう呼ばれるのだと思います。一般には石油の量を示す単位として知られる言葉です。
他にチューブ・インがありますが、あれはトンネル状になった波の中を走る技なので、バレル・インとは次元は違います。バレル・インは初心者でも偶然にできてしまうこともあって、そこからサーフィンのすばらしい世界にはまってしまう人も少なくありません。
優勝したメイソン・ホーは、70年〜80年代にサーフィンヒーローだったマイケル・ホーの息子さんです。マイケル・ホーは兄のデレク・ホーと共にハワイアンが現代サーフィンでも世界のトップに立てることを証明した偉大なサーファーです。
マイケルのファミリー。ハワイで最も有名なサーフィン家族です。
コンテンツ
- チューブ波をメイクする
- チューブライディングはサーフィンで究極の技だと思っている方、いらっしゃることでしょう。たしかにそうなのですが、波のコンディションしだいでその難易度は大きく変わってきます。
- 小さなチューブ 〜 犬小屋のドア
- 小さなチューブ波は日本のビーチでもよく遭遇するのですが、これに入るのは簡単そうで難しいです。ギロチンダンパーぎみの波でよく発生しますから。
- なぜ究極の技なのか
- チューブライディングはサーフィンにおける究極の技とされていますが、「気がついたらチューブに入っていた」というふうに一般サーファーでも意外と簡単にできてしまうこともあります。
- チューブライドで最も重要なこと
- ガブリエルがどんなに長いチューブを抜けても、10点満点はありませんでした。どうしてでしょう。
- ストールで波が掘れるのを待つ
- テールに思い切り体重をかけてボードを失速させることをストールといいますが、このストールは半端ないですね。
- チューブ合戦は10点満点が出やすい
- チョープーやフィジーのような綺麗なチューブ波では満点がとても出やすいです。
- プルイン と プルアウト
- 「プルアウト」は乗った波から抜け出ることですので、「プルイン」は波に乗り始めることのように思ってしまいますが、正解は「チューブに入る」ことなんですね。
- フォームボール
- チューブのより深いところに居つづけるには、このフォームボールにいかに上手く対処するかがカギになるみたいです。
- チューブライドのテイクオフ
- チューブライディングをするには、まずはプルインできないと始まりません。これが難しいのです。そしてそれはテイクオフで決まります。