マニューバー

テイクオフ成功の法則



マニューバーってどういう意味?

こんにちは。私は今年の夏にサーフィンを始めたばかりです。ボードは友人から譲ってもらったロングボードですが、先日の海で上級者らしき人から「それはマニューバー系の板ですね」と言われました。

 

   〜 中略 〜 

 

マニューバー系のサーフボードは初心者には向いていないのでしょうか。そもそも「マニューバー」って何でしょうか。

 

 

 

マニューバー(maneuver)とは、本来は戦術用語です。軍事的な移動を意味し、それを「機動」と言います。「機動戦士ガンダム」のアレです。でもガンダムは英語ではモビルスーツですので、同じ「機動」でもモビル(mobile)の方を使っています。ちなみに、モビルは日本ではモバイルという発音が一般的ですね。そう、「携帯」という意味です。

 

 

つまりマニューバーには「攻撃的な」という意味があって、いつしか戦闘機の急旋回飛行や背面飛行といった高度な飛行技術を指すようになったようです。もちろんサーフィン用語として一般化したのは最近のことです。サーフボードが軽くなり、前回お話したコンケーブの導入があったり、攻撃的なサーフィンが可能になってからです。

 

 

しかし今現在、この言葉はロングボードのサーフシーンにおいてだけ使われています。いわゆる「攻めるサーフィン」をするショートボードに対しては使いません。その理由は、現在のショートボードは全部がマニューバーだからです。

 

 

ロングボードには2つのスタイルがあります。ノーズライディング系とマニューバー系です。前者がトラディショナルなスタイルですが、サーフボードの進化に伴って派生したのが後者です。というわけで、ロングボードのライディングスタイルを分類するために「マニューバー」という言葉が生き残っています。

 

 

 

宮崎を代表するロングボーダー、秋元祥平プロ。ノーズライディングもマニューバーも、観る者を魅了します。

 

 

 

 

 

 

 

 

ところでマニューバー系のサーフボードってどんなボードでしょう。まずボード自体が軽いこと。テーパーがついていて容易にレールが波のフェイスに入っていく。さらにはボトム形状も工夫が凝らしてあって、ダブルコンケーブからテール周りはVeeになっている...など。初心者にとってはテイクオフからして難しいボードであり、中級以上のサーファー向けとなります。

 

 

 

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