波に乗れるかどうかの判断
若干15歳でプロ資格を取った渡辺寛君のお父さんが毎朝7時にユーチューブにアップしている宮崎波情報です。この海を見て、自分ならどれくらい乗れそうだと思いますか。この動画は約1分間ですが、その中で2回のライディンシーンが見られました。もし自分一人しかいなかったら、最大で30秒に1回乗れることになるのですが...
波待ちで一人のサーファーがカバーできる範囲は30×30メートルくらでしょう。その限られたエリアにおいて、どれくらい波に乗れるのかを海に入る前にだいたい予想しておくことは大事です。自分のサーフィンを客観的に分析できるからです。上の動画は1分ですが、実際に計測してみると1回目と2回目のライディングの間隔は40秒あります。サーファーの数は1区画のエリア内に10名ほどですので、単純に考えて40秒×10=400秒。ですから約7分に1回のペースで自分の番が回ってくる計算になります。
混んでいる場所なら1区画に20人はいるでしょうから、その倍の14分に1回になるでしょう。2時間(1ラウンド)で考えると計8回のライディングになります。また、波待ちの時間も14分前後です。
一見して「いい波」に思えても、いざ海に入ってみたら全く乗れなかった経験はありませんか。それは自分のレベルが低かったこともあるでしょうが、事前の判断が甘かったことの方が要因としては大です。上記のような目で波チェックをしていれば、海に入ってどのような結果になるかは大よそ見当がつくものです。
入っているサーファーの数と波に乗っている間隔で見当がつきます。いくら「いい波」に見えても10人のサーファーが5分間も乗れない状況であったら自分のチャンスは50分に1回あるかどうかです。もし他のサーファーが自分よりレベルが高かったら、2時間で全く乗れなくてもそれで普通なのだと冷静な判断ができます。
神奈川県の右京です。この記事を見て、1ラウンドで何本乗れるかをちょうど実践しているところです。今日はset間が長いモモくらいで、厚めでトロい波でした。パワーも弱く途中で消えてしまう波でしたが、70分の入水で12本乗れました。
そのうち、ロングライドが3本でした。自分の行動範囲内は5名ほどでしたので、自分では好成績だと思っています。1ラウンドで10本位しか乗れないとすると、MRテイクオフの練習が有意義になりますね。
これからも、1ラウンドで何本乗れるのかカウントしてみます。
- サーフィンはビジネスにならない
- もともとサーフィンは単なる夏のレジャー(遊び)だったわけでして、それでいくらか稼げるだけでもいいと言ってしまえばそうなのです。
- サーファーが若い理由
- ミトコンドリアはいくつになっても増えるといいます。今年40になる方、50になる方、おくすることなくサーフィンを始めましょう。
- 友人はサーフィンを教えてくれない
- 一人では海に行けず、いつも仲間といっしょに行動しているだけの人。そうやっていれば、自分もいつかはサーフィンができるようになると勘違いしている人。
- 百分は一見にしかず
- 「あなたはサーフィンが下手です」と正直に言ってくれる人というのは貴重です。しかしその人が貴重な存在であるとは気付かずにその発言が元で不仲になってしまうのが普通でしょう。
- 4種類のサーファー
- 私は「サーファー」には大きく分けて2つ、細かく分けて4つのタイプがあると考えています。
- サーフィンの意外な効用
- 常に新しいことにチャレンジすることが脳にとって最も重要。あと、この言葉もとっても意外だったのですが「退屈は脳を活性化させる」。
- サーフィンは興業が難しい
- サーフィンが興業として成り立つスポーツになることはないでしょう。テレビで生中継なんて無理なんですから。いつまでたってもBSやケーブルテレビでダイジェスト版が流れるていどです。
- 波の鑑定力を養う
- ブレイクして終わった波を見て「あれは良い波だった」と言えるのはサーファーとして当然のこと。 しかし、”うねり”を見て「あれは良い波になる」と言うのは簡単ではないでしょう。
- マニューバーの意味
- マニューバー(maneuver)とは、本来は戦術用語です。軍事的な移動を意味し、それを「機動」と言います。「機動戦士ガンダム」のアレです。