サーファーの豆知識

テイクオフ成功の法則



サーフィンは興業が難しい

 

2011年のASP世界ツアー(WT)第6戦タヒチ大会ですが、初日にはヒートが繰り広げられたものの、その後今日に至るまでの5日間はノーヒートでした。この動画は宣伝用のPVでして、この大会では選手も観客もみんなこんな波を期待しているのですが...

 

 

それだけに大会運営事務局としては中途半端な波ではヒートをやりたくないのでしょう。初日の波はかろうじてチューブライドができるほどでしたが、けっしてそれは本来のタヒチ(チョープー)の波ではありませんでした。

 

 

大会が始まって5日もヒートなしなんて...他のスポーツでは考えられません。サーフィンならではでして、だからサーフィンは興業が難しいのです。もし観戦者から入場料でも取っていようもんならクレームの嵐です。お金が取れないからサーフィン大会は儲からないのですが、お金を取って客を絶対に満足させられる保証がないのだから仕方がありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これから先もサーフィンが興業として成り立つスポーツになることはないでしょう。テレビで生中継なんて無理なんですから。いつまでたってもBSやケーブルテレビでダイジェスト版が流れるていどです。生が見たけりゃインターネットなんですが、実に根気がいります。夜中まで寝ないで待ってて、それでLayDay(大会はお休み)です。

 

 

出場する選手は慣れたもの。キッズ時代からサーフィン大会はずっとそういうものだったから。しかし観客はそうではありません。普通はそんなのにつきあってられません。ですから逆に考えれば、特にタヒチのような大会の観客は筋金入りです。インターネットで見る人もそうですが、現地まで見に行く人なんてほんとにそうです。皆既日食ツアーに参加する人たちとほとんど同じだと思います。見れなくても文句は言わない...みたいな。

 

 



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