波の鑑定力を養う
プロの試合を見ていると、ランキングのトップ選手は順当に勝ち上がっているという事実。 つまり...トップ選手は「大会で勝つ法則」を知っているのです。そして、それはどんな波のコンディションでも変わらないのだと思います。一つ一つの技の質やキレは確かに大切なのですが、そういった目先のことだけに集中していると足元をすくわれてしまう。そういうことなのではないでしょうか。
「木を見て森を見ず」という格言がありますが、サーフィンが上手くなっていくにつれ視野が狭くなっていく。大きな大会でトップ選手の演技を目にすればするほど焦りが生じ、ますます派手なアクションだけに走っていってしまう。それは悪循環です。大義としての大会に勝つ法則...それはシンプルなのだと思います。それはアマチュアの小さな大会から一貫して同じものであり、プロの世界大会まで変わらないもの。とてもシンプル、だけど、それが一番難しい。
テレビ東京の長寿番組「開運!なんでも鑑定団」で有名な中島 誠之助さんがとても印象的なことを言ってました。「古くて良い物を見分けるのは目利きとして当然のこと。新しくて良い物を見分けるのが本当の目利きなのです。」 突然関係ない話になってしまいました? 私は、波もそうなのだと思うのです。ブレイクして終わった波を見て「あれは良い波だった」と言えるのはサーファーとして当然のこと。 しかし、”うねり”を見て「あれは良い波になる」と言うのは簡単ではないでしょう。そこなのだと思います。トップサーファーはそこが決定的に優れています。
コンテンツ
- サーフィンはビジネスにならない
- もともとサーフィンは単なる夏のレジャー(遊び)だったわけでして、それでいくらか稼げるだけでもいいと言ってしまえばそうなのです。
- サーファーが若い理由
- ミトコンドリアはいくつになっても増えるといいます。今年40になる方、50になる方、おくすることなくサーフィンを始めましょう。
- 友人はサーフィンを教えてくれない
- 一人では海に行けず、いつも仲間といっしょに行動しているだけの人。そうやっていれば、自分もいつかはサーフィンができるようになると勘違いしている人。
- 百分は一見にしかず
- 「あなたはサーフィンが下手です」と正直に言ってくれる人というのは貴重です。しかしその人が貴重な存在であるとは気付かずにその発言が元で不仲になってしまうのが普通でしょう。
- 4種類のサーファー
- 私は「サーファー」には大きく分けて2つ、細かく分けて4つのタイプがあると考えています。
- サーフィンの意外な効用
- 常に新しいことにチャレンジすることが脳にとって最も重要。あと、この言葉もとっても意外だったのですが「退屈は脳を活性化させる」。
- サーフィンは興業が難しい
- サーフィンが興業として成り立つスポーツになることはないでしょう。テレビで生中継なんて無理なんですから。いつまでたってもBSやケーブルテレビでダイジェスト版が流れるていどです。
- 波に乗れるかどうかの判断
- 一見して「いい波」に思えても、海に入ってみたら全く乗れなかった経験はありませんか。それは事前の判断が甘かったことの方が要因としては大です。
- マニューバーの意味
- マニューバー(maneuver)とは、本来は戦術用語です。軍事的な移動を意味し、それを「機動」と言います。「機動戦士ガンダム」のアレです。