百分は一見にしかず
「あなたはサーフィンが下手です」と正直に言ってくれる人というのは貴重です。しかしその人が貴重な存在であるとは気付かずにその発言が元で不仲になってしまうのが普通でしょう。少し波に乗れるようになると自分では非常に上手く乗っているような錯覚を起こしてしまいます。その状態を放っておくと、悪いくせがついたまま手遅れになってしまうかもしれません。自分自身ではまったく気づいていないので、その悪いところを直そうなどとは全く考えません。
よくあるのがテイクオフのとき下を向いてしまうクセ。私も長い間これには悩みました。自分では前を見ているつもりなのに、実は見てないんです。あとはガニ股です。傍から見てるととってもカッコ悪いです。でも当の本人は得意気に乗っている。主観と客観のズレが激しいので、これはすぐさま本人に言ってあげないといけません。ところが最初に書いたように、それを本人に言ったところで気まずい雰囲気になってしまうのが落ち。本人は上手く乗っていると思いこんでいるわけですから。「俺に嫉妬してるな」なんて思われでもしたら最悪です。
ではどうするのが一番いいのか。写真やビデオ撮影です。百分は一見にしかずというのは正にこのことです。
ほんとにこれが自分なのか
まずはこのようにガツ〜ンとショックを受けます。初めて自分のライディングを見てショックを受けない人はいないと言われています。つまり100人中100人が勘違いしていることになります。自分を客観的に見ている人なんていないわけです。
できるだけ人に頼んで写真やビデオに撮ってもらいましょう。サーフィン短期上達のため、これは欠かすことができないものだと思ってください。でも、くれぐれもショックで寝込まないように心の準備はしておいてください。
- サーフィンはビジネスにならない
- もともとサーフィンは単なる夏のレジャー(遊び)だったわけでして、それでいくらか稼げるだけでもいいと言ってしまえばそうなのです。
- サーファーが若い理由
- ミトコンドリアはいくつになっても増えるといいます。今年40になる方、50になる方、おくすることなくサーフィンを始めましょう。
- 友人はサーフィンを教えてくれない
- 一人では海に行けず、いつも仲間といっしょに行動しているだけの人。そうやっていれば、自分もいつかはサーフィンができるようになると勘違いしている人。
- 4種類のサーファー
- 私は「サーファー」には大きく分けて2つ、細かく分けて4つのタイプがあると考えています。
- サーフィンの意外な効用
- 常に新しいことにチャレンジすることが脳にとって最も重要。あと、この言葉もとっても意外だったのですが「退屈は脳を活性化させる」。
- サーフィンは興業が難しい
- サーフィンが興業として成り立つスポーツになることはないでしょう。テレビで生中継なんて無理なんですから。いつまでたってもBSやケーブルテレビでダイジェスト版が流れるていどです。
- 波の鑑定力を養う
- ブレイクして終わった波を見て「あれは良い波だった」と言えるのはサーファーとして当然のこと。 しかし、”うねり”を見て「あれは良い波になる」と言うのは簡単ではないでしょう。
- 波に乗れるかどうかの判断
- 一見して「いい波」に思えても、海に入ってみたら全く乗れなかった経験はありませんか。それは事前の判断が甘かったことの方が要因としては大です。
- マニューバーの意味
- マニューバー(maneuver)とは、本来は戦術用語です。軍事的な移動を意味し、それを「機動」と言います。「機動戦士ガンダム」のアレです。