JASA

テイクオフ成功の法則



JPSAにウェイティング期間はない

 

千葉マルキで行われた女子JPSA第6戦は、台風17号による巨大スウェルを制して野呂玲花プロが今季初優勝を飾りました。上の画像は人差し指を突き上げて喜びを表現するレイカ。

 

波はダブルオーバー、そしてインサイドはスープ地獄。そんな過酷なコンディションの中でよくぞ頑張ったとまずは褒めたい。その上で苦言を呈するならば...

 

 

 

 

 

 

 

 


女子ファイナル、野呂玲花の1本目。ポイントはなんと6.50というグッドスコアがでました。技的にはチョットバックを繰り返した程度ですが、もうこれはご祝儀ポイントと考えるべきでしょう。女子選手にとって、波をキャッチするのが困難、ロングライドはさらに困難なのですから。

 

 


これは2本目でポイントは3.00。他の選手もまともに乗れなかったので、この合計9.50ポイントで逃げ切りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見てのとおり、普通はサーフィンできるコンディションではありません。波がなくてもやる、逆にクローズでもやる。それがJPSA。

 

 

 

最後の演技でわずかに逆転ポイントに届かなかった庵原美穂プロ。選手たちは1本乗ったら海から上がって入りなおしていましたが、残り時間が数分となっていたので心が折れて座りこんでしまいました。演技の内容は最もキレていて、この人だけがプロだな〜という印象でした。波をコンプリートできていれば間違いなくブッチ切りで優勝だったでしょう。



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