ドルフィンスルー

テイクオフ成功の法則



ドルフィンスルーの回数の目安

「今日の海はハードでね、ドルフィン100回しないと沖に出れなかったよ」そう聞くと、いかにも体力のありそうな上級サーファーのように思えます。しかし実際にはドルフィン100回もしていたら、別のポイントまで流されてしまいます。やっと沖に出て岸を振り返ったら...見知らぬ風景が見えてたり。

 

 

波が高くてバンバン来ているときというのは、沖に戻る海水の量はとてつもなく多いものです。戻るといっても来た道を直帰しませんので、それが横方向へのカレントを作ります。波のサイズと数に比例してカレントは強くなりますので、ドルフィンの練習だったとしても油断は禁物です。入水ポイントから離れたら、必ず岸に上がって歩いて元の場所に戻ってください。

 

 

 

 

 

       目安はドルフィン10回

 

 

 

 

 

波に乗るつもりなら、これが妥当です。ドルフィン10回を超えてもブレイクポイントを抜けられないのなら、自分にはまだそのコンディションは無理なのだと諦めた方がいいと思います。女性やキッズが沖にいるのに〜と悔しい気持ちになりますが、その悔しさを日頃の陸上トレーニングにぶつけましょう。



コンテンツ
大波の恐怖を克服する
ビーチブレイクで腰〜腹くらいまでならいいのですが、胸サイズを超えてくるといきなり状況が一変するはずです。
ここ一発のドルフィンスルー
どれだけ波のサイズがあがっても、ゲティングアウトで危険なポイントは一か所だけ。それはずばり、ブレイク直後のスープです。
ドルフィンスルーで筋肉痛
ドルフィンスルーを連発した日の翌日には首が筋肉痛になることがあります。そうです、首です。
ドルフィンスルーのキック
サーフボードをコントロールしているようにも思えますが、体を支えているようにも思えます。ただ、私の個人的感想としては「サーフボードのコントロール」です。
簡易型ドルフィンスルー
要領は基本的には正式なドルフィンスルーと同じです。水中姿勢は、つま先がテールについているかヒザがついているかの違いだけ。
ドルフィンスルーは持久力だ
ドルフィンスルーは持久力勝負。それがビギナーと上級者で決定的に違うところです。裏を返せば、それだけの違い。
大きな波に対応する方法
アヒルはいきなり真下に潜ります。サーファーもそれと同じように真下に潜りましょう。けっしてイルカではダメです。
3歩進んで2歩下がる
初級者と上級者との違いは、その後退する距離にあります。初級者は2歩進んで3歩下がりますが、上級者は3歩進んで1歩下がる。
浮上するときも注意が必要
理想的なドルフィンスルーでは、この図のようにサーフボードが水平になる瞬間が必要です。「瞬間」と書きましたが、「一瞬」という意味ではなくて「一定時間」です。
ドルフィンスルーはどこを握る?
一般的にはドルフィンスルーのときにはノーズ付近を握るイメージがあるかと思いますが、それは間違っています。つまり、その場所というのはテイクオフのときに手をつく位置と同じです。

 
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