パドリングは進化しているのか
このグラフは先日のNHKテレビ番組で紹介されたものでして、それをこのブログのために再現してみました。水泳の100メートル世界記録の変遷なのですが、バタフライの進化がものすごいというのです。
マイケル・フェルプスがだした49秒82という今のバタフライ世界記録は10年前よりも2.21秒も速い。ということは...
このままでいくと、2042年にはバタフライがクロールの世界記録を抜く可能性があるのです。これはつまり、自由形という種目においてバタフライの選手とクロールの選手が入り乱れる状況が生まれるということです。なんともエキサイティングではありませんか。私などはすでに死んでいるかもしれないので、その光景を見れないのはとても残念です。
ただ、クロールはクロールで着実に進化していて、けっして足踏みしているわけではありません。ここ数年で何が大きく変わったかといいますと、それは手で水を掻くときのラインです。従来はSの字を書く、いわゆる「S字泳法」が主流だったのですが、現在は「I字泳法」が主流になっているようです。
以前はなぜSの字を書いていたかといえば、水を掻く距離をなるべく長くするためです。しかし実験の結果、いっきに前から後ろに掻く(Iの字を書く)方が推進力が20パーセントも増すことがわかっていました。それを実践に取り入れた選手たちが次々と記録を更新していったので、今では全ての選手がI字泳法になっているわけです。
もしバタフライにI字泳法を使えたら、これまた大きな記録更新が狙えそうです。しかしこれについては大きな問題があって、それ(ややこしいのでここでは解説しません)をクリアするのは難しいようです。
というわけで水泳の進化は留まることがないのですが、一方でサーフィンにおけるパドリングはどうでしょうか。はたして進化しているのでしょうか。まったくそんな話は聞かないし、誰かが新記録をつくったというウワサも聞いたことがありません。
そもそもパドリングについてちゃんとした研究をしている人はいないし、現状においてはみんな持論を語っているにすぎません。なぜそうなのかと言えば、サーフボードのパドリングでタイムを競う競技がないからです。あったとしてもレクリエーションのノリでやっているていどです。
では、私が説くパドリングの極意とは...サーフィンDVDは好評発売中です。
はらさん、こんちには●●●●です。昨日、DVDが届きました。ありがとうございます。
今日早速観させてもらいました。今までに観たことのないようなDVDです。かつ、はらさんのお人柄が伺えるようなDVDですね(^^) 内容も、重点をおいている箇所も確かに。。と頷けました。
私は女性でBBを経てショートで10年近くサーフィンをしています。アップスダウンくらい止まりのレベルなのですが、ここ数年海に入る時間が減ってしまい、最近、劇的に下手になってしまって。。。そんなところに、はらさんのDVDに出会いました。
DVDを購入いただいた方から感激のメールやお電話をたくさんいただいております。誠にありがとうございます。
- 水の掻き方の王道
- この動画はケリー・スレーターがポジション移動のためパドリングしているところ。これが世界ナンバーワン選手のパドリングなので、よく観察してください。
- パドリングの鉄板テクニック
- パドリングではヒジを高い位置にキープするというのは鉄板であり、これについては全く論争がありません。これはまた水泳の鉄板でもあるわけでして
- パドリングはどれだけ背を反るのか
- プロサーファーは自分の体力を基本に物事を考えてしまいますので、サーフィン初心者がついていけないレクチャーをしてしまうことがよくあります。
- 田中英義プロのパドリング論
- リキまない! リキみません。 早く漕ごうとすると力がはいっちゃうんですよね。力が入ると可動域が狭くなってくると思うんで。
- 疲れ知らずのパドリング?
- 私は最初からパドリングが楽な方法なんてないと断言します。そして、背中は大きく反る方が断然に有利とも断言します。
- パドリングが一番速い方法
- サーフィンでバタ足というとテイクオフのとき鬼パドルと同時に行うのが普通ですが、沖に向かうパドルアウトでバタ足を見たのは初めてだったので驚きました
- 「ハイエルボー」という重要キーワード
- ほとんどのサーフィン初心者やビギナーはこのような腕の動かし方なので、いくら頑張ってもサーフボードにスピードがつかないのです。
- 波数少なくても波をゲットする方法
- 自分よりもたくさんパドリングをしている者にはどうしても波を譲ってしまうものです。
- パドリングが苦しい人へ
- サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。
- パドルアウトで波をキャッチする
- たくさん波に乗ろうと思ったら自分から波を迎えに行くしかありません。右へ左へ。そしてアウトへ。最も難しいのはアウトに出ながらのキャッチです。