サーフィンパドリング

テイクオフ成功の法則



田中英義プロのパドリング理論

 

2011年のJPSA年間チャンピオン、田中英義プロのサーフィン・テクニック解説動画です。往々にしてプロサーファーのサーフィン道場は元気がいいわりには何の益もないものですが、この田中プロの場合はちょっと冷めた感じの語りで一般サーファーが最低限必要な情報を与えてくれています。

 

お約束どおり、初めにパドリング編なのですが...

 

 

 

 

 

パドリングで気をつけていることは?    0分27秒〜

 

リキまない! リキみません。 早く漕ごうとすると力がはいっちゃうんですよね。力が入ると可動域が狭くなってくると思うんで。極力、力を抜いている方がいいと思います。

 

 

これは意外に感じた人が多いはずです。きっと上級者やプロは自分らの何倍ものパワーでパドリングしていると思っていたはずですから。でも、田中プロはそうじゃなかった。ということは他のプロサーファーも概ねそういうことかもしれません。

 

 

しかし、私たちがこれを鵜呑みにするのは禁物です。ここは注意が必要なのです。どうしてか。それは、プロサーファーの体と私たちの体はほとんど別物だからです。田中プロのリキまず力を抜いたパドリングは間違いなく私たちの渾身のパドリングよりもパワーがあるからです。私たちがもしパドリングで力を抜いてしまったら、ほとんど前進しないのは目に見えています。

 

 

ですので、田中プロのアドバイスはパドリングの完成形と意識するのがいいでしょう。リキまず、力を抜いた方がスピードが出る。そういった境地を目指して毎回頑張るのです。

 



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