サーフィンパドリング

テイクオフ成功の法則



パドリングが苦しい人へ

 

ビギナーのパドリング姿勢がこれでして、これだと腕が上がらないので疲れます。なお、赤いラインは背骨を表しています。

 

 

 

そして、少し上手くなった人のパドリング姿勢がこれです。ほとんどの方がこれだと思うのですが、背筋で上体を持ち上げるのでパドリングが長続きしません。また、無理をしているので体全体が硬くなって効率的な動きができません。

 

 

 

この絵を見て驚くと思いますが、実はこれが上級者やプロの姿勢です。もちろん、デフォルメ(誇張表現)しています。下半身と上半身が蝶つがいで結合されているイメージ。上半身を背筋で持ち上げるのではなく、垂直に立てて置いているイメージです。

 

というわけで、目標は筋力を使わなくても上体を起こせるようになることです。

 

 

そのためには、やはり...毎日パドリングするしかありません。しかし、毎日のように海に入れる人はいないでしょう。そこで、部屋でもできるトレーニングが必要となります。

 

 

 

 

 

 

これはスイマー用のマシンでして、かなり本格的です。これを備えているジムは都会にもないので買うしかありません。

 

 

 

以前は20万円以上もしていましたが、かなり安くなりました。といっても12万円くらいします。

 

 

 

 

 

 

そこで、私が考案したのがミスターパドリングです。1か月ほどで両腕が強化され、3か月ほどで上半身と下半身が別パーツのような感覚になってきます。背筋で上体を持ち上げないのでパドリングが長続きします。

波がない日こそチャンス

 

YOUTUBEのサーフィン講座「サーフィン教えます!」の第11回目をアップしました。この動画は私がオーストラリアのゴールドコーストに行ったときに作ったものを再編集したものです。

 

 

この中で熱く語っているように、とにかくゴールドコーストのサーフポイントはカレントがきついです。ボードに座ってゆっくり波待ちしているサーファーなどいませんし、それをしようものならアッという間に1キロくらいは流されてしまいます。

 

 

 

 

 

波がない日は海に入らない...ではなく、そんな日こそチャンスです。そう、パドリングの練習にはもってこいではありませんか。待ってましたとばかりにそのフラットなコンディションを前向きに捉え、海に飛び込みましょう!

 

 

そうすれば、そのときからサーフィンの世界が変わります。もう波なしの憂鬱から抜け出すことができるからです。

 

 

 

パドリングそのものがスポーツ

 

 

 

パドリングは水泳と同じ。楽しめるようになるとパドリングはグングン上手くなりますし、それに比例するようにサーフィンが上手くなっていきます。

 

パドリングを征する者がサーフィンを征する

宮崎の木崎浜で行われたサーフィン検定は過酷なコンディション。MAXはダブルサイズのクローズアウトだったのですから。検定受験者の他に一般サーファーは誰もいませんでした。

 

となりの青島ポイントは胸サイズだったのでポイント移動するかと思っていたら、予定どうり木崎浜で決行されたのはナゼだったのでしょう。2級の受験者でさえアウトに出れないまま終了する人が多かったのですから、3級以下の受験者はほとんどアウトには出れません。それでも粛々と検定は続くのでした。

 

 

 

 

 

パドリングを征する者がサーフィンを征する

 

 

 

 

 

NSA宮崎支部のスタッフはそれを教えたかったのでしょうか。そうとしか思えなかった今年のNSAサーフィン検定 in 木崎浜。地元のサーファーなら「今回はやめとこ」となりますが、県外から来ている人たちは旅費をムダにしますので気合いで入るしかありません。



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