パドリングで波のピークを捕まえる
上はジョナサン・ゴンザレスのバックサイドボトムターン(USオープンより)。この日のハンティントン・ビーチは波数がとても少なくて、しかもどこにセットが入ってくるか予想できないコンディションでした。つまり、波を捕まえた者(テイクオフできた者)が勝つという展開だったのです。
SQ01
SQ02
SQ03
SQ04
SQ01を見てください。ヒートを戦う二人が入ってきたセットを全速力で捕えに行っています。結果的にジョナサンが波をキャッチしてテイクオフするのですが、その様子がよくわかるシーンでした。
この波はグーフィーの波ですよね。レギュラースタンスの人がグーフィーの波に乗る場合、グーフィーにパドリングしながらであればやりやすいのですが、レギュラーにパドリングしながらは...
彼らはトッププロですので、そんなことは全く問題ありません。しかし、サーフィン初心者や初級者にとってはとても難しいシチュエーションになります。それでも積極的に波を追いかけ、バックサイドにテイクオフしていくアプローチを試していくことがマンネリサーフィン打開のために必要です。
コンテンツ
- パドリングの基本姿勢
- サーフィンにおいてパドリングとは野球やサッカーで歩いたり走ったりするのと同じなのです。要するにパドリングできなければサーフィンはできないわけです。
- サーフィン都市伝説を考察する
- ドジ先生がここ数年「サーフィン都市伝説」と呼んでいることが70年代の本にも書いてあったのです。それを見つけたとき、私はほんとに驚きました。
- 水泳でパドリング強化
- パドリング強化のため、プールで50メートルのインターバルを毎日20本。実際にこれを継続してできるのであればかなりの効果はでるでしょう。
- チューブ引きの落とし穴
- 腕の筋肉を鍛えるのは有効です。パドリングとは腕で水を掻くことですから当然です。しかし、チューブ引きをしたところで目に見える効果は得られません。
- パドリングで意思表示
- パドリングを誰よりも先に開始することで、「この波には自分が乗ります」ということを周りにアピールできるのです。
- パドリングが楽になる
- 個人差がありますが、大人になってからの改善は困難です。大事なことは、大きく体を反らす努力ではなく、超時間キープできるようになることです。
- クイックな方向転換
- パドリングにおける方向転換もその原理はボトムターンと同じ。テール加重にしてボードを傾けます。このとき大事なのは推進力。
- パドリングを進化させる
- 鬼パドルのときは反射的にストレートプルになってしまいますが、これが通常のパドリングでも有効でしょうか。
- ニーパドルの仕方
- コツは完全に正座してしまわないこと。つまり、モモとお尻はくっつけないのです。握りこぶし一つ分離しておいて、その部分でボードの揺れを吸収します。
- 右旋回と左旋回
- 波のピークが向かって左からやってくるとき、ノーズを左に向けていればそのまま発進すればいい。そして左旋回して波をキャッチします。
- パドリングの筋トレを楽しく
- 私は毎日サーフィンができますが、それでもミスターテイクオフのトレーニングをさぼるときまってサーフィンの調子が悪くなってしまいます。