パドリングを進化させる
NHKの趣味講座は私の大好きなテレビ番組です。クロールの泳ぎ方というのはサーフィンのパドリングに応用できるのでとても参考になります。
今さらクロールなんて教わる必用ないよ...と思うかもしれませんが、その泳ぎ方は驚くほど進化しているのです。
サーフィンEブックでは、パドリングのやり方も図解でわかりやすく解説しています。それは水泳のクロールにヒントを得たものであり、実際に海で実践してみて最も効率のよい方法です。
サーフィンEブックの解説のメインは腕を掻く動作なのですが、一般的に有名なS字プルを紹介しています。このS字プルは水を掻く距離が長くなるという理由で水泳界でもこれまで主流だったのです。またサーフィンでは、サーフボードの下にある水をを掻くことになるのでボードの浮力が増すという効果も期待できます。
しかし今、水泳界ではストレートプルが最新のトレンドになっているそうです。ストレートプル(I字プル)とは、入水した手を一気に腰の位置まで一直線で掻く方法です。以前はビギナー向けだと言われていた泳ぎ方が今やトップアスリートが採用する方法になっているのです。
鬼パドルのときは反射的にストレートプルになってしまいますが、これが通常のパドリングでも有効でしょうか。みなさんも是非試してみてください。
コンテンツ
- パドリングの基本姿勢
- サーフィンにおいてパドリングとは野球やサッカーで歩いたり走ったりするのと同じなのです。要するにパドリングできなければサーフィンはできないわけです。
- サーフィン都市伝説を考察する
- ドジ先生がここ数年「サーフィン都市伝説」と呼んでいることが70年代の本にも書いてあったのです。それを見つけたとき、私はほんとに驚きました。
- 水泳でパドリング強化
- パドリング強化のため、プールで50メートルのインターバルを毎日20本。実際にこれを継続してできるのであればかなりの効果はでるでしょう。
- チューブ引きの落とし穴
- 腕の筋肉を鍛えるのは有効です。パドリングとは腕で水を掻くことですから当然です。しかし、チューブ引きをしたところで目に見える効果は得られません。
- パドリングで意思表示
- パドリングを誰よりも先に開始することで、「この波には自分が乗ります」ということを周りにアピールできるのです。
- パドリングが楽になる
- 個人差がありますが、大人になってからの改善は困難です。大事なことは、大きく体を反らす努力ではなく、超時間キープできるようになることです。
- クイックな方向転換
- パドリングにおける方向転換もその原理はボトムターンと同じ。テール加重にしてボードを傾けます。このとき大事なのは推進力。
- ニーパドルの仕方
- コツは完全に正座してしまわないこと。つまり、モモとお尻はくっつけないのです。握りこぶし一つ分離しておいて、その部分でボードの揺れを吸収します。
- 右旋回と左旋回
- 波のピークが向かって左からやってくるとき、ノーズを左に向けていればそのまま発進すればいい。そして左旋回して波をキャッチします。
- パドリングの筋トレを楽しく
- 私は毎日サーフィンができますが、それでもミスターテイクオフのトレーニングをさぼるときまってサーフィンの調子が悪くなってしまいます。
- パドリングで波のピークを捕まえる
- 積極的に波を追いかけ、バックサイドにテイクオフしていくアプローチを試していくことがマンネリサーフィン打開のために必要です。