ニーパドルは難しい
こんにちわ。●●です。何度かニーパドルをためしてみたのですが、すぐボードから落ちてしまいます。もしかしてロングでももっとサイズのあるやつじゃないとダメなのかなと思っているところです。
写真添付しましたので、ちょっと僕のボードみてもらえますか?そういえばサーフィンEブックにはニーパドルの解説がなかったですね。
この質問者さんのボードは9フィートのごく一般的なロングボードです。特に大きくもなく小さくもなく、ニーパドルができる人はできるでしょう。ニーパドルというのは、ボードの上に正座をして両腕で同時に水を掻くパドリングの方法です。
コツは完全に正座してしまわないこと。つまり、モモとお尻はくっつけないのです。握りこぶし一つ分離しておいて、その部分でボードの揺れを吸収します。
私が初めてこのパドリングのやり方を見たのは映画「ビッグ・ウェンズデイ」でした。志願兵となったジャック(ウィリアム・カット)が戦場から帰還して故郷のサーフポイントにパドルアウトする感動のシーン。あれを見た日にゃ、俺も俺もとなるのですが...
簡単そうに見えますが、これが実に難しいのです。上の9フィートのボードでは、とてもじゃありませんが初級レベルの人は無理。すぐに落ちてしまいます。タンカーと呼ばれる12フィートクラスのボードならなんとかいけるかもです。
そもそも、なんでこういうパドリングをするのでしょう。その理由をよく考える必要があります。それは水が冷たくて浸かりたくないからです。別にこの方法がボードがよく進むからではありません。ですので、真夏とか南国のポイントでは無意味。
ただそれがカッコイイという理由だけでマネするのもアリでしょう。しかしほとんどの場合、カッコイイものは難しいのです。難しいものを努力してモノにするのは素晴らしいことですが、その前にそれが意味のある努力かどうかを考えなければなりません。
サーフィンの世界は実に奥が深い。やるべきことは山ほどあります。今の自分がやるべきこと。よく考えてみましょう。
- パドリングの基本姿勢
- サーフィンにおいてパドリングとは野球やサッカーで歩いたり走ったりするのと同じなのです。要するにパドリングできなければサーフィンはできないわけです。
- サーフィン都市伝説を考察する
- ドジ先生がここ数年「サーフィン都市伝説」と呼んでいることが70年代の本にも書いてあったのです。それを見つけたとき、私はほんとに驚きました。
- 水泳でパドリング強化
- パドリング強化のため、プールで50メートルのインターバルを毎日20本。実際にこれを継続してできるのであればかなりの効果はでるでしょう。
- チューブ引きの落とし穴
- 腕の筋肉を鍛えるのは有効です。パドリングとは腕で水を掻くことですから当然です。しかし、チューブ引きをしたところで目に見える効果は得られません。
- パドリングで意思表示
- パドリングを誰よりも先に開始することで、「この波には自分が乗ります」ということを周りにアピールできるのです。
- パドリングが楽になる
- 個人差がありますが、大人になってからの改善は困難です。大事なことは、大きく体を反らす努力ではなく、超時間キープできるようになることです。
- クイックな方向転換
- パドリングにおける方向転換もその原理はボトムターンと同じ。テール加重にしてボードを傾けます。このとき大事なのは推進力。
- パドリングを進化させる
- 鬼パドルのときは反射的にストレートプルになってしまいますが、これが通常のパドリングでも有効でしょうか。
- 右旋回と左旋回
- 波のピークが向かって左からやってくるとき、ノーズを左に向けていればそのまま発進すればいい。そして左旋回して波をキャッチします。
- パドリングの筋トレを楽しく
- 私は毎日サーフィンができますが、それでもミスターテイクオフのトレーニングをさぼるときまってサーフィンの調子が悪くなってしまいます。
- パドリングで波のピークを捕まえる
- 積極的に波を追いかけ、バックサイドにテイクオフしていくアプローチを試していくことがマンネリサーフィン打開のために必要です。