まずはサーフィンで必用な筋肉とは...というお話からです。これ非常に重要なことですからしっかりと覚えておいてください。これを知らずにトレーニングしていると、かえって逆効果になってしまったりしますので。
サーフィンというスポーツは、ある意味で特殊な体を要求するスポーツです。どうしてかと申しますと、上半身はエアロビック、そして下半身はアネロビックな筋肉を理想とするからです。
すいません、いきなり難しいこと言っちゃったりして。でもこれって知っておくべきことですので説明しますね。エアロビックな筋肉というのは、有酸素運動に適した筋肉ということです。呼吸をして体内に取り込んだ酸素で脂肪を燃やしてできるエネルギーを利用するのです。この筋肉は「赤筋」と呼ばれていまして、瞬発力はないのですが持久力に優れています。長距離走や遠泳のアスリートが持っている筋肉ですね。
一方、アネロビックな筋肉というのは無酸素運動に適した筋肉のことです。無酸素で運動できるかよ〜と思われる方多いと思いますが、別に息をせずに運動するという意味ではありませんので誤解なさらないでください。実は人の筋肉にはあらかじめエネルギー源が蓄えられておりまして、これを使うことで酸素との化学反応なしで体を動かせるのです。そのエネルギー源とはグリコーゲンであります。この筋肉は「白筋」と呼ばれ、瞬発力を発揮します。しかし、持久力はありません。短距離走者やボディビルダーが持っているのがそうです。
コンテンツ
- エアロビックな筋肉
- 赤筋と白筋、サーフィンではいったいどっちの筋肉が重要なのかが気になりますね。ここにサーフィン陸上トレーニングのための大きなヒントが隠されています。
- ベンチプレスの効用
- サーフィンのためのトレーニングでベンチプレスは注意が必要です。サーフィンに必要なのは基本的にエアロビックな筋肉ですから。
- サーフィンをイメージできる陸上トレーニング
- エアロビックでない運動の場合、筋肉中のグリコーゲンがエネルギーとして使われますが、その結果として筋肉中に乳酸が溜まってしまいます。
- 陸トレの挫折とサーフィンの挫折
- ほぼ100パーセントの人が途中でやめてしまう陸上トレーニング。陸トレの挫折がそのままサーフィンの挫折に繋がりますので非常に重要です。
- サーフィン無料レッスン
- ガニ股は誰でもすぐに修正可能ですが、自分では気がつかない前足過重症候群の治療はなかなか大変です。
- WT選手養成ギブス
- MR練習は負荷をかけたトレーニングです。たとえるなら「巨人の星」のダイリーガー養成ギブス。
- 波がないときにはマウンテンバイク
- せっかく海に行ったのに波がなかったとか、クローズしていた、なんてときにはマウンテンバイクを引っ張り出すのです。
- パドル筋を鍛える最新マシン
- 水泳ではなく、サーフィンそのものをイメージできるトレーニングマシンです。価格は意外と安くて、6万円前後。
- 体の柔軟性と高度なサーフィン
- 高度なサーフィンに求められるフィジカルは体幹の強さと柔軟性、この二つ。ということは、これってサッカーと同じような気がします。
- インターバルトレーニング
- インターバルトレーニングというと陸上選手や水泳選手だけに効果があると思いがちですが、実はサーフィンにも有効なのです。