プロサーファーのマナーとは
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野呂玲花プロのスポンサー、Peace wave の主力商品。彼女は自身のブログでこれをコマメに宣伝していて、スポンサーへの感謝の気持ちが見てとれます。
にもかかわらず...
あのつのだゆき氏が雑誌F+でレイカ姫を叩きまくっているではありませんか。
それはJPSA第4戦、新島大会での出来事。ファイナルに勝ち進んだレイカ姫は残り数分で最大のライバル大村奈央プロに逆転され、僅差で優勝を逃してしまいました。このとき彼女はすでにマキシマム・ウェイブ(乗れる波の数の上限)に達しており、ビーチに上がって奈央が逆転しないように祈っていたのです。しかし、悪夢は起きてしまいました。その瞬間、腕に抱えていた愛用のボードを地面に叩きつけたのです。
この行為について氏は批判記事を書いているわけですが、果たしてサーフボードを叩きつけることがそんなにいけないことでしょうか。「負けて悔しい!」気持ちの現れですので、私としては逆に彼女を見直したくらいです。もっと言うと、「それでこそプロ」だと思います。しかも、叩きつけたと言っても地面は砂浜です。
「スポンサーへの感謝の気持ちがないから」と氏は口を尖らせています。しかし、冒頭に書いたようにレイカ姫はけっこうなスポンサー担ぎなのです。そもそも、プロといっても彼女はまだ未成年。ヤンチャなのが普通であって、あんまり行儀がいいのも困りもんです。ライバルの奈央は同じ状況でそんなことは絶対しないわけですが、それだけに面白みがないと私は思うのです。プロは興業をおもしろくしてナンボだから。もちろん、「ボートを投げろ」と言っているわけではありません。問題は、選手の気合いが感じられるかどうかです。
世界最高峰のWCTには行儀の悪い選手が昔から必ずいて、ときどき処罰されています。最近ではフランス人のジェレミー・フローレス。自分の点数に不満で、ジャッジルームに怒鳴りこんで2試合の出場禁止処分となりました。そして過去に最も悪行が目立ったWCT選手といえばハワイのサニー・ガルシア。暴れん坊で有名でしたが、今はその息子が暴れん坊の遺伝子を受け継いでいるようです。余談ですが、そのサニーが現役バリバリのころ宮崎の木崎浜に来たときに少し行儀の悪いことをしたお仕置きとして回し蹴りをくらわせた人物(宮崎どローカル)がいます。
どんなスポーツでも行儀のよくない選手はいるもので、しかし、そんな彼らがいるからこそプロスポーツはおもしろいのです。いわゆる「ヒール」ですが、いつの時代も強いヒールはファンに愛されるのです。プロテニス界にはかつてジョン・マッケンローという偉大なるヒール?がいたし、今のプロサッカーには本田圭佑がいます(違うか?)。
そういうわけで、日本のプロサーフィン界にもヒールがいてほしいのです。ヒール不在だとなんとも退屈。男子のトップ選手はみんなジェントルマンで人間として出来すぎ。トップ選手以外には自分がプロ選手ということで鼻が高くなっている勘違い野郎がいるのですが、彼らは問題外です。
そんな中、孤軍奮闘しているのが野呂玲花。紅一点というか、男女を通して唯一のヒール候補といえるでしょう。願わくば、もっとプロらしいサーフィンをしてほしい。強くなければヒールにはなれないのですから。
- 波取り競争に参加する
- 波はよくないけど人が少ないところより、人が多いけど波はいいところを基本的にはチョイスした方がいいと思います。
- 乗りすぎるサーファー
- 波に乗る回数が多いことを自慢げにしている人も中にはいますが、こういう人は勘違いしちゃってるんですね。
- サーフィンを始める年齢
- まだ20代なのに、サーフィンを始めるにはもう遅いと思っている人がいるのには驚いてしまいます。サーフィンはいくつになっても始めることができるものです。
- ウエットスーツの中に小便
- 「ウエットスーツの中にオシッコしてもいいんですか?」というのは初心者の方からけっこうよく聞かれる質問です。
- ローカルサーファー
- ローカルがいるポイント、いないポイント。ローカルがビジターに対して寛大なポイント、厳しいポイント。場所や土地柄によってその差はかなりあるようです。
- 外国人サーファー
- 韓国人が日本でサーフィンすると、これはこれでトラブルになりやすかったりします。まさか韓国人だとは思わないからです。
- 前乗り、ドロップイン
- みんな前乗りが悪質なルール違反であることは知っているはず。しかし、ポイントの混雑状況を鑑みれば、その悪質度合いは相当に軽減されて当然?
- ロングボーダーの勘違い
- ネットを徘徊すればショートボーダーがロングボードを中傷する書き込みを多く見かけます。しかし、そうなってしまう本当の原因はロングボーダーの意識にあるのだと思います。
- まずは上級者がマナーを守るべし
- 上手い方が前乗りするのはOK...みたいな風潮ってありますよね。海外では特にそれが強いのかもしれませんが、日本でも少なからず暗黙の了解があります。
- サーフィンと暴力
- 殴り合いのケンカが日常的に発生する遊び(スポーツ)はサーフィンだけではないでしょうか。どうして...
- プレイゾーンとデッドゾーン
- 薄い黄色で示した部分は波のピークからテイクオフしたサーファーの「プレイゾーン」でして、基本的には他のサーファーはこのエリア内に居てはいけないのです。