JPSA(日本プロサーフィン)

テイクオフ成功の法則



サーフィンの試合は波取り合戦

 

JPSA第2戦、伊豆大会男子ファイナルの顔ぶれ。この4名の中から念願の初優勝を勝ち取ったのは仲村拓久未だったのですが、ヒート終了間際に逆転優勝を狙う辻裕次郎とまるでコントのようなシーンを演じてしまいました。それは...

 

 

 

 

 

 

 

問題のシーンがこれ。これだけ見た人は「サーフィンで相撲ですか?」と笑うことでしょう。サーフィンの試合は波取り合戦とは言いますが、これほど露骨なのは他に例がないかもしれません。結果的に辻裕次郎のインターフェアランス(妨害行為)と判定され、仲村拓久未は裕次郎の猛追を逃げきったのです。

 

 

上手いサーファーが試合で勝つものと普通は思います。しかし、実力が拮抗するとサーフィンが上手いだけでは試合では勝てなくなります。自分が乗る波、そして対戦相手に乗らせない波。そこには巧みな駆け引きや戦略が必要なのです。だから、そういったことが面倒な人はコンペティションサーフィンには向いていないし、我慢して続けていてもいずれはドロップアウトしてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

宮崎熱時間はNHK宮崎が制作するドキュメンタリー番組です。今回は宮崎県日南市で唯一のサーフショップ、フリーダムの川畑龍一さん(62歳)がプロサーファーを目指す若者たちを育成する物語でした。プロサーファーになるために最も重要なのは波取りの戦略だということがよくわかります。



コンテンツ
JPSAに復帰した 大野修聖
マーがJPSAに参戦してくれると彼のサーフィンが確実に世界に近づいているのがわかります。他の日本選手のサーフィンと比較すると、それは異次元のサーフィン。
基本の技に立ちもどれ 辻裕次郎
JPSAクラマス大会のラウンド2では、大野マー選手といっしょに世界(WQS)を転戦している辻裕次郎がエアリアルを連発していました。
前田マヒナ、JPSA参戦の理由
前田マヒナがJPSAの第1戦(バリ島・クラマス)に参戦しているのですが、その理由がなんとこれから先、サーフィンを続けていくにはスポンサーが必要だからと聞きました。
JPSA女子ロングボードを分析する
今のJPSAロングボードの場合には、リップにボードを当て込む演技に高い点数が付きますが、女子の場合はさすがにそれができる人はいません。
ユージン・ティール 魅せるロングボーダー
ノーズに立ち、背中を大きく反らせるポージングがそれです。ロングボーダーなら誰しも憧れるシーンであり、テクニック的にE難度です。
還暦のロングボーダー 藤井辰緒
藤井辰雄プロは宮崎で最も上手いロングボーダーです。なのですが、なんとお孫さんが5人もいらっしゃるのです。
JPSA女子ショートボードの現状
JPSA男子のレベルは世界(WCT)に遠く及びませんが、女子の世界との差は更に大きいものです。日本女子サーフィンはまだまだ創世記を抜けだしていません。
JPSAジャッジの盲点
大野マーの演技(7.40ポイント)。英義プロと比べるとスタックが少なく、フローが滑らかなのがわかります。決勝では英義プロに負けましたが、実力では明らかに格上です。
ロングボードの真の実力
グラッシーでパーフェクトな波にロングボードで乗ると、とんでもないスピードで滑走します。だからボードの上に立っているのが精一杯。
野呂玲花のサーフィンを考察
野呂玲花は昨年末から世界中のサーフポイントで修業を積み、満を持して本大会に臨みました。
形骸化する日本プロサーフィン
私はJPSAも含めてプロサーフィン観戦が大好きです。だからこそ、シリーズの形骸化はなんとしても防いてほしいものです。
大会で横に走るだけは何点なのか
これはJPSAクラマス大会の女子プロトライアルに出場した選手の演技。いわゆる「横に走っただけ」のサーフィンなのですが、これで何点が出たと思いますか。
プロは量産されるのか
たしかにプロ合格者は増えるし、それに伴ってプロ志願者も増えていくでしょう。とはいえ、「量産される」まではない。
ミスJPSA
野呂玲花のこの演技はファイナルヒートで最高ポイントとなりましたが、世界を狙うのであればもっとボードを回してほしいところです。
プロサーファーの「引退」
プロサーファーが引退を表明したケースは過去にもたくさんありましたが、そのどれもが「今後はJPSAの試合には出場しない」という意味のものです。
募金で世界に挑戦する
サーファーが世界の試合を転戦するというのは、本当に大変なこと。そういった厳しい現実に直面している日本人アスリートをサポートしようというのがアレ!ジャパンです。
アマチュア(素人)とプロの違い
アマチュア(素人)とプロの違いは何か。それはコンプリート重視か、エンターテイメント重視か、ではないでしょうか。
プロになった日南ボーイ
日本には日本人専用のプロツアーがあります。JPSAがそれであり、ツアーに参加するには(基本的)に日本国籍とプロライセンスが必用です。
JPSAの大会は誰でも出場できる
JPSAのトライアル付オープン大会は日本国籍を持つ人なら誰でも出れます。
41歳でショートプロに挑戦した男
男子のプロトライアルでは、西太輔さんという今年41歳になる方が出場されました。
JPSA新ルール問題
大野マーはあっけなく負けてしまいました。それもこれも、この新ルール適用が起こした番狂わせなのです。

 
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