カービングターン

日本一のターン、世界一のターン

 

JPSA第1戦、クラマス大会でみごと優勝した仲村拓久未プロのトップターン。サーフィン関連メディアは、このフルレールのターンをこぞって絶賛しています。そしてこの私も先日の記事で褒めていたのですが...

 

 

 

 

 

 

 

一方こちらはWCTの第3戦、マーガレットリバー大会(オーストラリア西海岸)でのジョン・ジョン・フローレンス。波が違うので一概に比較できませんが、これが世界一のトップターンと言っていいでしょう。

 

 

日本人では最高レベルの拓久未プロとは明らかに違います。動画だと拓久未プロのターンも切れがあるのですが、冒頭の写真のように静止画で切りとられると動きが止まって見えます。それに比べて、ジョンのターンは静止画でも躍動感が半端ではありません。この違いはどうして生じるのでしょうか。

 

 

それは体全体に「しなり」があるかないかです。ジョンの体はまるでムチのように「しなっている」ではありませんか。そしてもう一つ決定的なのは、後ろ足から前足への強烈な体重移動です。それはテールを蹴り出してフィンアウトするものではなく、フルレールでそれをやってしまうから凄いのです。フルレールを意識すれば、どうしても両足加重になるのが普通です。そこをターンの終わりで完全前足加重にするには、驚異的な体の柔らかさと足腰がないと不可能な世界です。

コンテンツ
カットバックの原理と技術
横に走れるようになれば(私的には)いちおう初心者脱出なのですが、波しだいでは、ほんの一瞬のショートライドで終わってしまいます。
カットバックを入れる場所
岸から見ていれば、「そこでカットバックだ」と言えるのですが、実際にその波に乗っているサーファーには判断がすごく難しいものです。
3ステップでやってみる
ボトムターンは技の発射台という記事を以前に書きましたが、カットバックもその例外ではありません。
カットバック技術の真相
カリッサ・ムーアとサリー・フィッツギボンを特集した動画はカットバックを分析する上でとても貴重な資料となっています。
技のコンビネーション(CRE)
カットバックしたあと、バックサイドに向けたボードをすぐさま返す。プロのサーフィンを注意深く見ている人は知っていると思いますが、このコンビネーションはサーフィンの定石(セオリー)です。
カットバックに入るタイミング
勇気を出してカットバックしましょう。目の前の波の状態をよく観察し、今すぐ崩れてこなそうだったら「とりあえずカットバック」してみてください。
サーフィンの技は後ろ足が決め手!
サーフィンのあらゆる技は後ろ足の踏みこみ(キック)が決め手です。サーフィン初級者がなぜボードを動かせないかといえば、ズバリ!後ろ足をほとんど使っていないからです。
張ってこない波
サンセットの波は壁を作りません。波のピークを頂点としてキレイな三角形なので、ちょっと走るとすぐにカットバックでパワーゾーンに戻らないといけません。
フェイキーのようなカットバック
サーフボードがバック(後進)しているように見えてしまいます。それが「不思議な感覚」を生んでいるのです。スケートボードでいうフェイキーですね。
カットバックをスケボーで習得
できればスケートパークでこのようなセクションを使うのがベストなのです。逆にいえば、このような練習で腕を磨けば海でもすぐにカットバックができるようになります。

 
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